中小企業にとって管理会計はとても強力なツールとなります。
なぜなら、経営者のみならず社員一人ひとりに影響を及ぼすからです。
管理会計によって現場を「見える化」することで
社員一人ひとりが「考え」、「行動に移す」契機を作ることができます。
そして「見える化」→「考える化」→「行動化」というサイクルが永久的に回り続けるのです。
これはコンサルタントおよび税理士として10年間現場において
管理会計導入を実践してきた経験から確信を持って言えます。
しかしながら、中小企業において、管理会計をうまく使いこなしている例は
ごく少数であるというのが実態です。なぜでしょうか？理由があります。
その理由は、中小企業に管理会計を導入する人材が極めて少ないということです。
一般的に言って管理会計は大企業中心に発展してきたという経緯があります。
実態として、管理会計の担い手は大企業の中にいて、外部に出ることはほとんどないと言っていいでしょう。
一方、中小企業の身近には、会計の専門家である税理士がいます。
しかし、残念ながら税理士も企業内部で管理会計実務を経験した人はとても少ないうえに、
中小企業に対応した管理会計ノウハウを持っている人はさらに少ないという現状があります。
以上のような理由で、中小企業に管理会計を導入する機会が極めて限られているのです。
本セミナーでは、実際に企業や実務についている方や
企業を支援する立場にあるコンサルタントや税理士の方々が
管理会計を導入し、実践するためのきっかけをもっていただけるような内容にしています。